ヒカルです(^-^)
「更新頻度がランキングに関係している」というようなSEO上の誤解から、なぜか以下のような迷信が出回るようになってしまいました。


え?勘違いです…
この記事では「更新頻度がSEOに関係している」などといった勘違いなぜ起こったのか?
そして
「更新頻度がSEOに影響していない」といった実例を私の体験談からお伝えしますので、ウエブサイトの更新頻度に正直ノイローゼ気味になっている方はご参考ください。
サイトの更新=クロール頻度なら頻繁な方がSEO上に有利?・グーグルの見解
ウエブサイトの更新頻度はSEO効果はないとされています。
google webmasterの動画の中でJohn Muller氏は「ウエブサイトの更新頻度に関連するトピック」で下のように話しています。

たくさんクロールされたらランキングが上がるなどといついっただろうか? 確かに重要なコンテンツならしょっちゅうクロールされるだろうし、検索結果にだってよく出るようになるのは事実。けれどクロール自体が直接クロールの量自体がランキングに影響するなんてことはない。
2ケ月更新されていないウエブサイトだって問題ないし、検索結果に出ているはずだ。

どこがどのように更新されたのか? といったところを調べ尽くすのがクロール
ウエブサイトの更新情報に基づいてグーグルに記録・登録する
③ランキング
①と②の過程を経てアルゴリズムにのっとりランキングが決まる
上の①~③で重要なのは「クロールはインディックス登録の前段階の機能であり、ランキングを決めるための機能ではない」といった点です。
私も「上位表示されているサイトはクロールの量が多くなる!一日〇〇〇クロールだともうパワーサイトの仲間入り」とかなんとか言われていることを耳にした経験があります。
え?クロール数が増えると順位が上がる?
クロールされた結果、順位が上がるのは飽くまでコンテンツの質が良ければの話です。
筆者実感の「更新頻度とSEO」
私が運営しているウエブサイトで以下2つを比べると「更新頻度とSEO」の関係が明確になりそうなので事例として挙げてみますね。
①毎月第3火曜日に必ず1投稿しているウエブサイト
目だった順位の上昇はない

②2018年9月あたりで頻繁な更新を止めたサイト
更新していないにもかかわらず順位は右肩上がりそのもの
こちらについてはかなり1ページ1ページがかなりしっかりした良質コンテンツになっており、すべてでわずか35ページに過ぎないサイトですが、検索エンジンからトータルで評価されている状態です。

ここでは「SEO上の評価は飽くまでコンテンツの質で決まる」というところを踏まえ、「SEO上に影響のある更新は何か?」を読み進めてみてくださいね。
SEO上影響のある更新とは
それではSEO上で影響のあるウエブサイトの更新について具体例を挙げながらご紹介して行きます。
SEO上無意味な更新
①低質なコンテンツを新規追加
②語尾を変えただけなのに「更新日付を変える」ような無意味な更新履歴のアップデート
※話題性が高い場合は日付がモノを言って順位付けに影響する場合もあると言われるが、むやみやたらに日付だけ追加して順位付けを変えてもらおうと狙うのは無意味
SEO上意味のある更新
SEO上で意味のあるウエブサイトの更新は「ューザーにとって有益な情報が更新されたかどうか」です。
このため更新頻度を高めて上位表示を狙うとするならば、「コンテンツの質を高めた上で結果SEO効果を期待する」のが妥当ですね。
ユーザーにとって有益なページを新規追加する
新規にページを追加してウエブサイトを更新する場合、「ユーザーにとって有益であれば」SEO上の評価が得られるようになります。
「ユーザーはどんな意図で検索枠にキーワードを打ち込んで、どんな問題を解決したいと思っているのか?」この問いにひたすら答えるコンテンツを新規追加し、問題解決に導くのがウエブサイト作成者の役割です。
つまりページの存在意義は、ユーザーの検索意図とイコールであるのがSEO上で最も評価されると考えられます。
ごく最近のグーグル検索エンジンは「ユーザーの検索意図を理解しているかどうか」で順位付けしていると言ってもいいほどで、しかもどこにでも書いてあるような情報を載せているだけでは上位表示できないようになっています。
つまり冒頭でご紹介したよくあるつぶやきとして挙げていた「毎日5ページ追加」とか「毎日量産」といったようなウエブサイトの更新とは両極にあるような話で、むやみやたらに低質なページを追加してもSEO上意味のある更新とは言えません。
既存コンテンツをリライトする
既存のページを以下のように改善すると、SEO上意味のある更新になります。
①低品質なページを改善する
ページの目的が不明確、ユーザーの検索意図の理解が不足している、などの理由でページ自体が何を言いたいのか分からないブレのある状態になりがちです。
低質なコンテンツを作成したつもりではなくても、正当な評価が得られない場合は以下を参考にページをリライトして更新するのがおすすめです。
②狙ったキーワードで思うように上位表示させる
特にインターネット上でモノやサービスを売るECサイト運営者によくありがちなパターンとして「キーワードの難易度により本来はベストではないキーワードを選んで、結局売りたい商品とズレたキーワードを選ばざるを得ない場合」があると思います。
例えば悩みを解決する商品を販売する目的のページだとして、「悩みの解決がメイン」なのか「商品の比較がメイン」なのかどっち付かずになってしまうようなパターンです。
この場合キーワードやメタディスクリプションなどのメタデータの洗い出しを行い、コンテンツ自体も修正を加えて更新してみるのがおすすめです。
③順位が安定していないページを更新する
狙っているキーワードでこんなパターンを繰り返している場合は検索エンジンから低品質ページと判断されている可能性が高いです。
- 順位が付いたり付かなかったりするパターンが続く
- 安定せずに急に上がったり下がったりする
- 一時順位が付いたが、一定期間過ぎたら全く相手にされていない
サイトを立ち上げてどの程度時間が経過しているかにもよりますが、半年~9ケ月以上経過しても上のような状態が続くようであれば「低品質」の判断を下されていると考えてよいでしょう。
④一定期間経過したページをリフレッシュする
google web masterの動画ではMat Cutts氏が以下のようにアナウンスしています。

古くなったウエブサイトはリフレッシュした方がユーザーにとって有益だ。
インターネットの世界は常に「ユーザビリティの向上」のために進化していますから、古いままのウエブサイトは新しく更新されているウエブサイトよりも機能が低いと考えられるのです。
私の場合、どんなジャンルのウエブサイトも9ケ月以上経過すればどこかしら「情報が古くなった」と実感するのが多い気がします。
- 平成から令和に年号が変わった
- 商品の販売価格が変わった
- 商品のセット内容が変わった
- 送料のルールが変更になった(〇円以上なら無料、以下なら有料など)
などなど、インターネットビジネスをしていればいくらでもウエブサイトを新しい情報へと更新しなければならない機会なんてありますからね。
新しいウエブサイトと何年も更新されていないウエブサイトを比較すると、デザインやレイアウトなどやはり差が出てしまうのは確かです。
運用歴が長いウエブサイトはドメインエイジの長さで評価が高まるケースもありますが、今の検索エンジンはページの質を重視して順位付けを行っているので、古いサイトが新規サイトに順位を追い抜かれるのは自然になっています。
重複を1ページにまとめる・キーワード被りや似た内容をまとめる
1年もウエブサイトを運営していると、どこか似たようなキーワードで似たような内容の記事を書いている場合があります。
「全く同じキーワードでも同じ内容でもない」と思っていても、検索エンジンからすると各ページを個別に評価するとは考えにくい場合があるようなんですね。※つまり評価が分散してしまう
この場合以下のようなプロセスでページをまとめ、サイトを更新してみるのがおすすめです。
- 一番評価の高いページはどれか、または一番残したいページはどれかを決める
- ①以外のページから①に含まれない要素を抽出し、①に追加していく
- まとめた個所には更新した日付を追記
- リンク切れがないように注意、新しいリンクを設置
- 必要があれば①以外のページからリダイレクトをする
低質コンテンツを削除する
ページの作成当初はもちろん価値のあるページだと思って作成するものですが、サイトが育ってきてから後々考えてみると「こんな低質コンテンツがあっても仕方ないよな…」と思えてしまうケースってあるものです。
運用してから1年くらい経過しても「ほとんど読まれていないページ」がある場合、ページを削除してもいい場合はサーチコンソール上で削除依頼をしましょう。
こうして低質コンテンツを削除するだけでもサイトの評価が高まる場合はあります。
これもサイトの更新の一つになるんですよね。
まとめ:更新頻度は「飽くまでユーザーに有益な更新かどうか」できまる
検索エンジンによる「更新頻度とSEOの関係」や私が運営しているウエブサイトの事例を踏まえ、ランキングは飽くまでコンテンツの質に基づいているといった内容をお送りしました。
また評価されるコンテンツの更新について具体的に解説し、やみくもに低質コンテンツを更新するのが無意味にすぎないのもお分かりいただいたと思います。
コンテンツの質とはあくまでユーザーにとって有益かどうかで決まり、今のSEO上の評価は「量より質」になっていますので上でお伝えしたところをご参考にしてみてください。
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