2020年12月、コアアップデートが実施されましたね。
ツイッター界隈で今回のコアアップデートを見回ってみましたがまさに天国と地獄の真っ二つになってる気がします。
いろいろ∞思うところありますが、ネットビジネス関係者は皆「それでもなおかつ収益化は待ったなし」です。
ここは落ち着いて「サーチコンソールのデータから今何をするのが収益化に貢献するか?」という考え方の導き法を公開していこうと思います。
2020年12月のコアアップデートの状況
2020年12月4日前後から実施されたコアアップデートは、12月15日現在も継続して実施されている模様。
私がメルマガを購読している株式会社ディーボさんのデータによると、以下のようにかなりの平均順位に変化があったようです。
- 24位の変動:転職・就職
- 19.1位の変動:住宅・引っ越し
- 17.3位の変動:暮らし・結婚・恋愛
一番動きが激しい転職就職分野のサイトでは「1位だったサイトが24位になる」ということも十分あり、検索結果1ページ目1位に上位表示できていたのに3ページ目に飛ばされ収益化が実質上不可、というのが現実になってるってこと。
一方グーグルが2018年夏から過激な評価をし始めたYMYL分野健康と医学は12.6位、美容分野は14.9位、財務金融法律は5.9位の変動に収まっており、2020年12月のコアアップデートはYMYL分野を狙い撃ちするものではないようです。
サーチコンソールのデータを活用して収益化の手段を確保する
ここからは化の手段を確保するためのサーチコンソールのデータの活用法の一つとしておすすめを挙げていこうと思います。
サンプルとして弊社管理のサイトのサーチコンソールのデータからお話していきます。
暮らし・結婚・恋愛分野サイトのコアアップデート直後
以下は暮らし・恋愛・結婚分野のウエブサイトの3ヶ月分のサーチコンソールデータです。
12月4日あたりからコアアップデートが実施された直後は表示回数・クリック数・順位も急降下しました。
15日現在はこの数値全てが上昇傾向にあります。

3ヶ月分のサーチコンソールデータ
オレンジ:順位
紫:表示回数
青:クリック数
このようにデータが上昇傾向にあるウエブサイトについては「アップデートが落ち着くまで既存コンテンツをいじらない」という点を固持するのがよさそうだと思います。
理由としては新たなアップデートで評価されたページについては、「既存のコンテンツで評価された部分を残しておいた方が有利だから」です。
コアアップデートの最中、ウエブ作成者は収益化のためにどんなアクションを起こせばいいか?
ウエブサイト運営者はコアアップデートが実施されている混乱の最中にどうすればいいのか? 具体的には収益化を途絶えさせないためにどんなアクションを起こせばいいか?最も興味あるところだと思います。
上位表示させる仕組みを作っているのはグーグル※、そのグーグルが提供している解析ツールを使わない手はありません。
サーチコンソールで言えば、使い方によってはかなり精度の高い分析が可能です。
上の暮らし・結婚・恋愛分野のウエブサイトで10月上旬と、12月上旬の2週間ほどのデータを比較してみました。
- 表示回数(紫)とクリック数(青):およそ1/2に減る
- 順位(オレンジ):ほぼ同じ
アップデートがまだ実施されている最中なので、比較対象のデータとして適切でもないところは承知の上、知りたいのは「アップデートの最中に収益化の足しになる策は何か?」ということ。
例えば上のサイトの場合は狙ったキーワードで上位を維持しているページはあります。
全体的に下がっていますが、この場合の「コアアップデートの最中で行いたい収益化のためのアクション」は、以下の2つかなと思います。
- 上位を維持しているキーワードのページをいじらない
- このページの直下に関連キーワードを使って新規で投稿する
2つ目に関しては「https://www.abc.site/abc/」のページで上位表示できていたなら、「https://www.abc.site/abc/efg」のパーマリンクにて関連ページを新規に投稿するという意味。
この理由として、ここ1年内のコアアップデートの傾向として、上位表示に「サイト全体との関連性」という指標※が重視されつつあるからであり、かつ評価を受けているページの直下に関連キーワードの新規ページを設置することで評価されているページがより強化されるから、です。
※あるキーワードで検索してきたユーザーに、関連するキーワードを用意してユーザーの利便性を高めているウエブサイトの方が高い評価を得られる
具体的には以下2つのアクションを検討します。
- 評価を受けているページのキャッシュポイントに導くための導線を再度チェック・見直しをする(リンクの修正くらいなら可とする)
- 評価を受けているページから新規に設置したページからの導線をどのように引くかを工夫する
ここで「上位表示したページにアクセスしてきたユーザーの動き」をイメージしてみるとします。
理想的な動きとしては以下のようなフローです。
- 上位表示しているページにユーザーがアクセスする
- 1のページに設置されている新規ページへのリンクをクリック、その新規ページの内容が検索キーワードとの関連性が高く知りたかった内容をより理解の助けとなった
- 1と2のページの総合的な評価から、ユーザーの満足度が上がり、1と2で推奨されているサービスや商品が購入に至る
※基本は「残っている上位表示ページに、濃いユーザーに流入してもらってサイトをじっくり見てもらうようにする
「上位表示しているキーワードの関連キーワードでユーザーの検索意図の助けとなる」というところが上のウエブサイトでのコアアップデート中に試してみたい収益化のアクションとなります。
追記:アップデートで急降下したからといって落ちたままとは限らない
前述していた暮らし・恋愛・結婚分野の弊ウエブサイトは12月4日あたりから急降下したものの、2020年1月3日現在、表示回数・順位は持ち直し、クリック数も同水準へと戻りつつ(1/2に激減してから2/3程度に)あります。
まだ上昇傾向にあるのでこの先の伸びを待つつもりです。
今回のコアアップデートの場合は持ち直すまで1ヶ月かかっていることになりますが、言えるのは「アップデート直後に落とされたからと言って必ずしも落ちたままとは限らない」ということかなあと。

こんな施策はおすすめできないNG
上のアクションで1点だけ注意をお伝えします。
コアアップデート中のアクションとして挙げていた以下の1点について。
- 評価を受けているページのキャッシュポイントに導くための導線を再度チェック・見直しをする(リンクの修正くらいなら可とする)
ユーザーの閲覧を妨げるようなリンクの設置はおすすめできません。
具体的にはコンテンツの中身を覆い隠すようなリンクボタンの表示の仕方です。
「上位が維持できている投稿で何とか収益化したい」と思うあまりそんなことやってしまったら離脱されて終わりです
誰しも一度はそうした「コンテンツの閲覧の邪魔になるようなリンクボタン」に遭遇した経験があると思いますが、それでクリックはなかなかされないというのが現実。
そうすれば、サイトでの滞在時間も極端に減って評価は得られなくなります。
おまけ・「インディックス登録ができない状況が1ヶ月続く状況」とアップデートを同時にする?バカなの?!
コアアップデートに先駆けて10月24日からサーチコンソール上でインディックス登録のリクエストができない状態が続いています。
12月15日現在もこの状況は変わっておらず「1ヶ月半」同じ。

どうやらインディックス登録のリクエストができないだけで、クロールはいつも通り巡回しているらしいのですが、「登録がかなり遅くもたついている」という実感はぬぐえません。
この対策としてできるのは以下4つくらいでしょうかね。
- ワードプレスのプラグインWebSub/PubSubHubbubを活用(インストールするだけでインディックス化されます)
- サーチコンソール上でサイトマップをこまめに送信してクロールの巡回をひたすら待つ
- PING送信の送信先を増やす
- BINGのウエブマスターツールを使ってインディックス登録リクエストをする
対策が他にもあったら追加します。

でも検索エンジンの仕組みを牛耳っているのは確かなので、だったらグーグルが何も文句言えないようなやり方でやってやりますか、と思うだけ。
グーグルを神のようにあがめるなんてこれっぽっちも思ってないんです。みんな参加したいと思えるようなウエブの運営ができるように仕組みを構築してほしいと願うばかりです。
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